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東日本大震災による県外避難中の子どもたちへの保育サポートを開始

昨年3月11日に起きた東日本大震災。

私はあの日事務所にいました。東京にいる知り合いとスカイプで『さっき地震があったんだよね。でも、みんな落ち着いてるよ~』と聞き、ほっとしてましたがテレビをつけてみると、すごい映像が流れ始めたことを今でも覚えています。

何かしなければ、でも何ができるんだろう。そんな繰り返しでした。

企業はどんどん支援を表明し、関西のNPOもどんどん現地入りしていくそのスピードに圧倒され…
正直に言いますと、ノーベルには何もできなかったのです。

サービスインして1年。
自分たちの業務をするので精一杯。
オムツを送ったり、個人的に寄付をすることしかできませんでした。

そして、1年経過した頃、NPO法人み・らいずの代表・河内さんからとあるお話しをいただきました。

原発事故の影響等で大阪に避難している県外避難中の子どもたちへの相談支援事業をしているが、母子での避難が多く、保育のサポートをしてくれないか。
これなら私たちにでもできる!と思いました。

現在、原発の影響で生まれ育った地を離れ、関西に避難している人数は自主避難を含めると約6,000人を超えます。この避難家庭のほとんどが母子だけの避難となり、父親は仕事のため地元に残るという別居生活を余儀なくされています。

急激な環境の変化から、子どもたちが大きなストレスを受け、我慢を強いられている状況でもあり、また、今後の生活の見通しがたたず、母親たちも常に過度の不安とストレスを受け、二重生活は家計も圧迫してるという状況なのです。

今回、お話をいただいたことで、

NPO法人み・らいずは相談支援事業を実施(2011年12月からスタート)、NPO法人ノーベルは子どもたちへ保育サポートというNPOの専門性がそれぞれに活かされる連携が可能となりました!

これがNPOとしてあるべき姿ですよね!とお話を頂いた身ですが、勝手に思っています(笑)

(※このプロジェクトはサントリーホールディングス株式会社、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが共同で取り組む「サントリー東北子ども応援プロジェクト」から資金の援助を受けてます)

ということで、この5月先週から保育サポートがスタートしました。

また、みなさまにも今の現状を随時ご報告できればと思います。

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